ハーブを使ったクリスマスレシピ

作るのはすごく簡単なのに、家庭でもレストランで食べているような気分が味わえるハーブを使った料理をご紹介します。


第1回目は ローストポーク

今回はヒレ肉で作ってみました。さっぱりして柔らかくて子ども(小学校低学年)でも食べやすかったですよ。(あっという間になくなって、お皿に盛りつけた写真を取り損ねたくらい・・・)

そのままでも香りが豊かで美味しいのですが、ゆずポン酢をかけても合います。

大人のおつまみ用には粒マスタードがおすすめです。


ハーブを使うと、塩を少なくしてもしっかりした味になるので、高血圧の方で減塩したい方におすすめです。

今回ヒレ肉を使ったのは、バラ肉に比べてビタミンB1の含有量が多いからです。

ビタミンB1は糖質の代謝を促すはたらきがあるので、代謝が低下しがちなこの時期、中高年層の方には特におすすめです。


クリスマスローストポーク


使用した主なハーブ、スパイス

ローズマリー、セージ、ローレル、ブラックペッパー、オリーブオイルなど


豚肉(かたまり)ロース、ヒレ 400g  

粒マスタード、ポン酢


〈作り方〉

1オリーブオイル大さじ3杯に上記のハーブを混ぜ、肉を漬け込みます。(2時間~1晩)

2タコ糸で巻き、形を整えて糸でローレル(葉)を挟み込む(写真)

3200度に熱したオーブンで20分、180度で30分焼きます。

4オーブンから出してしばらくホイルで包んで落ち着かせる

5食べやすい厚さにスライスする。(粒マスタードを付けて食べると美味しい。)


ハーブについて

ローズマリー 

14世紀のハンガリーでは王妃エリザベートがローズマリーを使って作られている『ハンガリアン・ウオーター』を使用して若さと美しさを保ち、70歳にしてポーランドの国王にプロポーズされたという逸話があります。

 現代もアンチエイジングに効果的な若返りのハーブとして、様々な化粧品に用いられています。

ハーブティーには、アンチエイジング効果に加えて、コレステロール低下や更年期障害の改善、むくみ、冷え性、肩こり、セルライトなどにも効果が期待されています。


セージ 

 『賢明な』 『思慮深い』という意味を持つハーブ。

 抗酸化作用や強壮作用に優れ、古代ギリシャや古代ローマ時代から薬用や儀式の際に使用されていました。料理で使用されている品種が主にコモン・セージ。乾燥させた葉には、消臭効果があり、肉の保存に使われていたので、ソーセージの語源となったという説もあります。

少量でも香りが強くつくため、使用量に注意。


ローレル

古代ギリシャや古代ローマ時代からアポロンの木として神聖視されている樹。

ローレルの小枝で編んだ冠『月桂冠』を勝利と栄光のシンボルとして競技の勝者や優秀な人物の頭上に掲げられました。

日本には明治時代に伝わり、庭木や垣根として使用されています。

乾燥させた葉は煮込み料理に加えられる他、防虫効果を活かして虫よけに用いられています。

この料理では肉のくさみ消しと香りづけに役立っています。







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