子どもが朝、学校を休みたいと言ったらどうしますか?
うちには時々学校を休む中学生がいます。
1年生の頃は、親の私自身の中学時代を思い出しながら、
『辛くても頑張っていくと成長できる』などと言って無理やり登校させていました。
本人も頑張っていたのですが・・・
突然、蜂窩織炎 (ほうかしきえん)という足がパンパンに腫れ、どんどん化膿していく病気になってしまいました。
免疫力が低下していると、ちょっとした傷から菌が入って化膿してしまうのだそうです。
ひどくなると足を切断しなくてはならなくなる!!!
無事に治りましたが、
親子で恐ろしい思いをしました。(1年ちょっと前の話)
ちょっとくらいしんどくてもがんばれ! 言ってしまいがちですよね。
今でも言いたくなる時があります。
こんな言葉で病気になるなんて・・・思いませんよね・・・。(他にも様々な要因があるにせよ)
でも、耐えられるかどうかは本人にしか分からないですよね。
本人が今日はどうしても辛い というのなら、本当に辛いんだな・・・と信じてあげたい。
しかし、心のどこかで「甘えてるんじゃないか?」「さぼろうとしているのでは」「すぐに逃げ出す子になってほしくない」と思ってしまう。
体温計で測れるわけないのに、毎回測って見せてくる子に、つい
「元気なんだから行きなさい!」と言ってしまう。
ちょっと自分がしんどくなってきたので、
一旦頭を整理してみる事にしました。
今、私は何に拘ってる? どうしても学校に行かせたいの? それはなぜ?
色々出てくる出てくる・・・。もっともらしい大人になってからの理屈ばかり。
でも、しんどいと言っている子どもの気持ちはどこへ???
「話を聞くよ」 といいつつも、きちんと聴いてなくて、話す内容は自分の考えの押し付けばかり。
どんなに優しく話しても、毎回違うこと言ってみても、
子どもの本音を知ろうとしていなかったり、きちんと聞いていなかったりしたら、
子どもから見たら、ただうるさいだけだった。
病気になって、やっと気づけた。
まず、とにかく子どもの話を聴くこと。(否定も肯定もしないで)
何に悩んでいるのか、何に辛さを感じているのかを知ろうと意識すること。
本当は病気になる前に気づけたら良かったのだけれど、
なかなか気づけないで、ストレスを与えすぎてしまいました。
今の中学生の生活は過酷です。
毎日10kg以上のリュックを背負い、学校から1時間近く離れた家の子も5分しか離れていない家の子も平等でなければいけない という理由で毎日歩かされ、部活動もやりすぎでもはや楽しむどころではないほどだったり、試験直前に何十ページも宿題が出されて、提出遅れたら内申点が悪くなるというペナルティつきなので、もはやテスト勉強どころじゃなくなったり・・・。
毎日罰ゲームを課せられているよう・・・。
それでも、他の子もがんばっているから・・・と毎日がんばっているのです。
やりたいことに打ち込める学生時代に、やりたいことをする気力が残らないくらい、体力、気力を奪われるこの状況がすごく残念だと思います。
不登校になる子がどんどん増えているとか・・・。
子どもの辛さに耳を傾けていたら・・・、色々な問題がみえてきますね。
私には何ができるのだろう・・・。
「とにかく今日、学校に行かせないといけない!」という固定観念を捨てたら、
無駄に怒らなくて済みますよ。
子どもの悩みを聴くこともできたら、前進ですね。
きっともう
怒りのぶつけあいは 少しはなくなるでしょう♡
(続く)
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