春の七草
今日は七草粥の日ですね。
メニューが決まっていると、『今晩は何にしよう』と迷わなくていいからちょっと気楽ですね。
ご馳走をたくさん食べてお疲れの胃袋の休息日。
私の好きな本の中に、春の七草のひとつ『ハコベ』について書いてあったので
ご紹介します。
ハコベの学術名は スター (Stellaria media)
道端や田んぼのあぜ道に咲くとても小さな花に、
昔の人は何故 『スター』 という名を付けたのでしょう。
10枚に見える花びらが星のように見えるからなのか、
人間だけでなく、ひよこや牛、馬、うさぎなどにも食べられる人気者だからなのか・・・。
花の花弁は大抵は4~5枚のものが多いのですが、それ以上の枚数は花にとって負担が大きいからなのだそうです。ハコベも花びらをよく見ると、ウサギの耳のような形の花弁が5枚集まり、
まるで10枚の花びらがあるように見せているのだとか。体力を使わず、虫から見て目立ちやすい姿になるための戦略なのだそう。
様々な動物に好んで食される 『ハコベ』 は昔から薬草として活用されていました。
催乳、整腸作用、利尿作用などがあり、てんぷらにしたり、おひたしにしたり、青汁として飲んだり、七草がゆにしたり・・・様々な食べ方があります。
炎症を抑える薬効もあり、虫歯や歯槽膿漏などに良いことから、
昔は、乾燥させたハコベに塩を混ぜて歯磨き粉としても使われていたそうです。
身近にある雑草。でも、体を健康に保つのに役に立つ植物だから 『スター』なんですね。
春の七草 ほかに6種類。
それぞれどんな薬効があるのか、調べてみるのも面白そうですね。
この本を参考に書きました↓
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